桟  橋
The Zhanqiao Pier


 桟橋は、青島湾の中心、青島一の繁華街中山路の南端に位置する最も有名な観光スポットの一つです。
 桟橋の建設は1891年(光緒17年)、当時の清朝政府が軍需物資の供給のため、旅順から資材を運び、埠頭の建設を開始し翌年に完成、李鴻章桟橋と命名されています。
 1897年、ドイツの占領後は軍用埠頭として使用され、ドイツ軍は桟橋をさらに沖合へと延ばして全長は350米となりました。さらに1931年、当時の国民党政府が26万元を投資して改修、、1933年には総延長440米、幅10米となったのです。

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秋晴れの桟橋風景。砂浜では家族連れや若者がのんびりとたたずむ姿がみられます。

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大勢の観光客でにぎわう桟橋。5月は霧が発生しやすく、この日もご覧のとおり霧にむせぶ桟橋でした。

 桟橋南端の半円形の防波堤の上には、民族色豊かな八角亭が建築されました。この八角亭の屋根は黄金色の瑠璃瓦、周囲には24本の漆紅円形の亭柱があり、「回瀾閣」の名で親しまれています。
 建国後は人民政府によりたびたび改修が重ねられるとともに、周辺には売店や記念撮影場所等が整備され、また干潮時には絶好の磯遊びができる場所として、多くの市民や旅行客に親しまれています。
 1992年、青島市人民政府は、この桟橋回欄閣を文物保護施設として指定しました。


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